9月25日、みなかぜ病院のデイケアでは、SST(Social Skills Training:社会生活技能訓練)のプログラムを行いました。
参加者の方が、それぞれの立場から場面について考え、自分だったらどのように対応するかを考える時間となりました。

🌱 SSTとは?
SSTとは、Social Skills Training(社会生活技能訓練)の略称です。
日常生活の中では、人と話をしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の話を聞いたり、困ったときに相談したりするなど、さまざまな「人との関わり」があります。
SSTでは、実際の生活で起こりそうな場面を題材にしながら、「自分だったらどうするだろう?」と考えたり、他の人の意見を聞いたりすることで、よりよい関わり方を一緒に考えていきます。
大切なのは、決められた「正解」を覚えることではありません。
「自分にとって無理のない方法は何だろう」
「相手の立場から考えるとどうだろう」
と、一人ひとりが考えてみることです。

💬 今回のテーマは「自分ならどう振る舞うか?」
今回は、いくつかの場面を設定し、その状況に置かれたときに「自分ならどう振る舞うか?」を考えました。
同じ場面でも、人によって感じ方や考え方は異なります。
「自分だったらこうする」という意見を考えるだけでなく、ほかの参加者の考えを聞くことで、「そういう考え方もあるんだ」と新たな視点に気づくこともあります。
こうしたやり取りを通して、自分自身の考え方を振り返ったり、相手の立場を想像したりすることも、SSTの大切な学びの一つです。

😊 考えてみることから始まる「気づき」
人との関わりでは、「どうすればよかったのだろう」と後から振り返ることがあります。
一方で、実際の出来事が起きる前に、「もし自分がこの場面にいたら?」と考えてみることも大切です。
今回のように場面を設定して考えることで、普段は意識していなかった自分の考え方や、人との関わり方について振り返るきっかけになります。
また、自分とは異なる意見に触れることで、対応の仕方には一つだけの答えがあるわけではないことにも気づくことができます。

🤝 これからの生活につなげるために
SSTで考えたことは、プログラムの時間だけで完結するものではありません。
日常生活の中で人と関わるときに、「SSTで考えたことを少し思い出してみる」ことも、一つの活かし方です。
すぐにうまくできるようになることを目指すのではなく、自分のペースで考えたり、試してみたり、振り返ったりする。その積み重ねが、地域での生活や人との関わりにつながっていきます。

みなかぜ病院のデイケアでは、これからも一人ひとりのペースを大切にしながら、日々の生活に役立つさまざまなプログラムを行っていきます。
今回のSSTが、自分自身や周囲の人との関わりについて考える、小さなきっかけになればと思います🌿