
皆さま、こんにちは。院長の梶谷です☺️
突然ですが、皆様はカレーは甘口派?辛口派?
私は中辛よりやや辛口を好むこだわり派です(←どうでも良い情報ですね)
先日、当院の給食でポークカレーを頂いたので、今回はカレーについてお話ししたいと思います🍛
(写真:当院のポークカレーです!)
実はカレーに認知症予防効果があることをご存知でしょうか?
レトルトカレーで知られるハウス食品と東京大学のグループが2021年の学会で「月に1回以上カレーを食べる人はそうでない人よりも認知機能スコアのリスクが低い」ということを発表いたしました(参考文献1)。
同調査によるとカレーを月1回未満食べる人に比べて、月4回以上食べる人は認知機能低下のリスクは0.718倍だったそうです。
「カレーによる認知症予防効果」については海外の疫学調査でも報告されております。
例えば2006年のシンガポールで行われた研究では、カレーを全く食べない、またはほとんど食べない被験者と比較して、カレー摂取量の多い被験者は、認知症検査MMSEのスコアが有意に高いことがわかりました(参考文献2)。
ちなみにカレーの抗認知症効果は、カレー中に含まれるクルクミンが抗酸化作用・抗炎症作用を持つためと言われております。
こうしてみると病院の給食も月1-2回はメニューに加えたら良いかもしれませんね。
栄養課のT主任に相談しよう🤔(←ただのカレー好き)
【参考文献等】
- 日本人の中高年で、カレーの長期的かつ頻繁な摂食と良好な認知機能との関係を確認. 2021年11月21日第28回日本未病学会学術総会
https://housefoods-group.com/newsrelease/pdf/release_20220107_the_study.pdf - Curry consumption and cognitive function in the elderly. Ng TP et al., Am J Epidemiol, 2006
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16870699/