皆さま、こんにちは。院長の梶谷です☺️
先月、当院医局のO先生が、大阪市立美術館で開催されている「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」に行ったそうです!
ゴッホ好きの院長はO先生に、「宜しければ、写真を数枚お願いします」と若干圧強めでお願いしたところ、快くお写真を撮ってきてくださいました!
この展覧会の特徴はゴッホの作品のうち30数点とともに、プロジェクションマッピングでその作品の中を体験できる「イマーシブ」コーナーがあったそうです。
お写真はそのイマーシブコーナーでのゴッホの自画像です(残念ながら作品の撮影はNG)!

ところで皆様は、ゴッホが精神疾患に罹患していたという説をご存知ですか?
実際、ゴッホは精神病院に入院したことがありますが、その時の診断名は「てんかん」だったそうです。
しかし、後の病跡学によるとゴッホは非常に活動的な創作期と、深い絶望に沈む時期を繰り返していたそうです。

もうお分かりと思いますが、ゴッホは「双極性障害(躁うつ病)」であったという説が現代では有力だそうです。
実際、世界双極性障害デー(World Bipolar Day)はゴッホの誕生日である3月30日となっております。ゴッホはたくさんの自画像を描いておりますが、確かに時期によって明るい作風の時と暗い作風の時がありますね…。

ちなみにお写真のゴッホはおそらく1887年に絵かがれた「フェルト帽の自画像」と思いますが、この時ゴッホは花の都パリに滞在していたようです。

ゴッホは体調を崩し、1888年末に自らの左耳を切断したためアルル市立病院に入院いたしました。
このような背景を踏まえると、この自画像もどこか暗い表情のように見えませんか?