みなかぜ病院では、長期入院されている患者さんの人生の最終段階におけるケアについて、多職種によるターミナルカンファレンスを実施しました。
患者さんが安心して穏やかに過ごせるようにするためには、身体的な苦痛への対応だけでなく、心の安らぎや、その人らしい過ごし方を大切にすることが重要です。今回は、これまでの支援を振り返りながら、患者さん一人ひとりに寄り添うケアについて話し合いました。

カンファレンスを実施した背景・目的
人生の最終段階におけるケアでは、患者さんの身体の状態に目を向けるとともに、日々の生活の中で何を大切にし、どのように過ごしていただくかを考えることが大切です。
今回のカンファレンスでは、これまでの経過を振り返り、患者さんの苦痛をできる限り軽減し、穏やかな時間を過ごしていただくために必要なケアについて、多職種で話し合いました。
患者さんの尊厳を守り、その人らしさを大切にしながら、今後の支援につなげていくことを意識しています。

これまでの支援と現在のケア
これまでのケアでは、できる限り口から食べることを大切にし、嚥下機能や栄養状態を評価しながら支援を行ってきました。食べることを支えるためには、身体の状態を丁寧に把握し、一人ひとりに応じた配慮を重ねていくことが重要です。
現在は、身体的なケアに加え、好きな音楽やリラクゼーションも取り入れています。心地よい時間を通して、安心して穏やかに過ごしていただけるよう、患者さんの心にも目を向けた支援に取り組んでいます。
また、患者さんご本人だけでなく、ご家族の思いにも寄り添い、患者さんとご家族がともに過ごす時間を大切にできるよう、多職種で支援していくことを大切にしています。

取り組みを通して学んだこと・大切にしたいこと
今回の取り組みを通して改めて大切にしたいのは、患者さんを身体的な状態だけで捉えるのではなく、一人の人として尊重し、その人らしい時間を支えることです。
食べることを支えるケアや、音楽、リラクゼーションを取り入れた関わりなど、日々の支援にはさまざまな視点が求められます。患者さんにとって何が大切なのかを考え、身体面と精神面の双方に配慮することが、よりよいケアにつながります。
また、多職種で情報や考えを共有することは、患者さんへの理解を深め、さまざまな視点から支援を考えるうえで重要です。ご家族の思いにも目を向けながら、患者さんとご家族の双方に寄り添う姿勢を大切にしていきます。

今後に向けて
今後も、病棟目標である「その人らしさを大切に」を意識し、一人ひとりの尊厳を守りながら、あたたかい声掛けと丁寧なケアを実践していきます。
患者さんの身体的な状態だけでなく、心の安らぎにも目を向け、ご家族の思いを受け止めながら、多職種で連携して支援していくことを大切にします。
看護部目標である「心に寄り添い、ともに歩み続ける」という思いを日々のケアにつなげ、患者さん一人ひとりがその人らしく過ごせるよう、これからも丁寧に向き合ってまいります。