地域交流会・研修会へ参加しました。

【参加報告】
第20回ソーシャルサポートネットワーク福岡交流研修会に参加しました。
~「協働機能強化事業」を学び、地域連携の視点を深

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2025年7月16日(水)、相談支援事業所みなかぜは「第20回ソーシャルサポートネットワーク福岡交流研修会」に参加しました。
今回のテーマは「福岡市相談支援事業『協働機能強化事業ってなにするの?」。
アントレサポートセンターの田添氏による講話を通じて、相談支援専門員に求められる「協働」の視点と実践について学ぶ機会となりました。

◆ 協働機能強化事業とは?
協働機能強化事業とは、相談支援専門員の機能を高め、地域における多職種・多機関との協働を円滑に行えるようにすることを目的とした厚生労働省の取り組みです。市町村が主体となって推進しており、以下のような支援活動が主な内容として示されました。

◆ 主な目的と活動内容
◉ 主な目的
・相談支援専門員が他機関と連携して、地域の支援体制を構築する力を高める
・地域全体で本人中心の支援を実現できるようにする

◉ 主な活動内容
・地域ケア会議等の参画・主催
 → 地域の医療・福祉・教育・就労等の関係機関とケースを共有・検討する場の整備

・個別ケースごとの他機関連携の強化
 → グループホームや病院、就労支援機関との連携強化

・地域課題の把握と支援体制の整理
 → 資源の不足や制度上の課題を見える化し、解決に向けた協働を進める

・資源開発・啓発活動
 → 住民・関係者に向けたセミナーや資料配布など、支援への理解を広げる

・チーム支援・同行支援の体制整備
 → 支援困難ケースに対し、複数の相談員が連携・同行する支援の実施

◆ 学びと今後に向けて
今回の交流研修を通して、相談支援専門員は単に個別ケースを支援する立場だけでなく、「地域全体のコーディネーター」としての役割が強く求められていることを再確認しました。
また、地域資源を的確に把握し、必要な機関と“顔が見える関係”を築いておくことの重要性もあらためて感じられました。

今後は、今回の研修で得た知見を事業所内で共有し、定例会議や事例検討会などを通じて実効性ある協働体制の構築を目指してまいります。

地域で本人中心の支援を実現するために。
みなかぜは、今後も地域の一員として、支援の「つなぎ手」であることを大切に、ネットワークづくりを続けていきます。