
2026年10月7日、地域包括ミーティングの活動として、福岡県立糸島特別支援学校で開催された「障がい者就労・雇用支援セミナー」に参加しました。
今回のセミナーでは、企業や大学における障がい者雇用の取組、特別支援学校で行われているキャリア教育について学び、校内見学を通じて、生徒たちが将来の就労や社会参加に向けて学ぶ姿に触れる機会となりました。
障がいのある方の就労を支えるためには、就職先を探すことだけでなく、一人ひとりの希望や得意なことを理解し、その人らしい働き方や社会とのつながりを考えていくことが大切です。今回の学びを、日頃の相談支援や地域との連携について考える機会としました。
企業・大学・学校、それぞれの取組から学ぶ
セミナーでは、企業におけるインクルーシブな職場環境づくりや、九州大学における新たな障がい者雇用の取組について講話が行われました。また、糸島特別支援学校からは、キャリア教育の実践について紹介がありました。
それぞれの立場から障がい者雇用や就労支援について学ぶことで、働くことを支えるためには、本人への支援だけでなく、受け入れる職場や地域社会の理解、環境づくりも重要であることを考える機会となりました。
講話の後には、校内見学を行い、高等部職業科の授業を見学しました。農業・清掃・クラフト・食品加工など、さまざまな活動を通じて、生徒たちが働くために必要な力を身につけていく教育の実際に触れました。
「できる!」を増やし、社会とのつながりを育てる🌱
今回、特に印象的だったのは、糸島特別支援学校が大切にしている「少しがんばれば『できる!』を増やす」という考え方です。
学校では、「自分で・かかわる・挑戦する」という視点を大切にし、基礎づくりから、できることや力を広げる段階、そして社会につなぐ段階へと、順を追ってキャリア教育に取り組んでいます。
こうした考え方から、働く力は一度に身につくものではなく、一人ひとりのペースに合わせて経験を積み重ねることが大切だと改めて感じました。
また、「一緒に働きたい人~仕事の先に人がいる~」という考え方も、就労支援を考えるうえで大切な視点です。
仕事をすることは、収入を得ることだけではありません。仕事を通じて人と関わり、自分の役割を感じ、社会とのつながりを育むことにもつながります。そのためには、本人の得意なことや興味、できることを丁寧に把握し、小さな成功体験を積み重ねながら、自信を育てていくことが重要です。
一人ひとりの特性や希望に合った仕事内容や職場環境を考えること、そして本人が新しいことに挑戦できる機会を支えることも、私たちが大切にしたい視点です。
一人ひとりの希望を大切にした支援へ🤝
今回のセミナーで得た学びを、今後の相談支援や地域連携に生かしていきたいと考えています。
就労を希望する利用者への支援では、就職という目標だけにとらわれず、ご本人が何を得意としているのか、どのようなことに興味があるのか、これから何に挑戦してみたいのかを丁寧に確認していくことが大切です。
また、サービス等利用計画の作成やモニタリングにおいても、ご本人の希望や日々の変化を把握しながら、働くことだけでなく、人との関わりや社会参加、生活全体とのつながりを意識した支援を考えていきたいと思います。
そのためにも、特別支援学校や就労支援事業所、企業など、地域の関係機関が行っている取組への理解を深め、それぞれの強みを生かした連携につなげていくことが重要です。
みなかぜ病院は、これからも地域とのつながりを大切にしながら、利用者一人ひとりの思いや可能性に目を向け、その人らしい生活と社会参加を支えるために、日々の相談支援に取り組んでまいります。✨
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