院長ブログ Vol.1「老老介護」について

皆様、こんにちは。院長の梶谷です☺️
11月から本格的に「院長ブログ」を始めたいと思います！
広報担当のS部長からは、「最初は真面目なテーマでいきましょう😆！」という提案がありましたので、初回は少し真面目なテーマについてお話ししたいと思います。

今回取り上げるのは、「老老介護」についてです。
老老介護とは、文字通り高齢者が高齢者を介護することを指します。
しかし、介護する側も高齢であるため、健康上の問題や経済的不安から十分なケアを提供できないケースが多々あります。
超高齢化社会の中にある日本では、この問題は今後さらに増えることが予想され、減ることはないと考えられます。
皆様もテレビなどで耳にされたことがあるかもしれませんが、介護疲れが原因で心中に至るケースもあり、老老介護は非常に深刻な社会問題となっています。

このような悲しい出来事を防ぐためには、医療、行政、福祉がしっかり連携し、被介護者と介護者の両方を支援するシステムがますます重要になると感じます。

当院では、このような「介護疲れ」でお悩みのご家族を支援するため、被介護者となる患者さんをお預かりする「レスパイト入院※」を受け入れております。

レスパイトとは、「休息」や「息抜き」を意味する言葉で、ラテン語の「respiro（再び息をする）」が語源だそうです。
介護疲れはたとえ家族という親密な関係であっても負の感情を引き起こすことがあります。
その結果、息が詰まるような思いを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そしてそんな感情を抱いた自分を責め、自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。
ギクシャクしてしまった家族関係を修復するためにも、ぜひレスパイト入院をご検討ください。
※当院でのレスパイト入院は基本的に認知症など精神疾患をお持ちの方を対象としております。