
◆精神看護・ワーキンググループ目標
スタッフとともに精神科看護を考え、症例を通して精神看護の視点で学びを深める。
◆5月9日 3病棟の症例発表
テーマ:精神科病棟における認知症患者の看護について
~認知症患者が安心して入院生活を送るために~
症例について、ワーキンググループ内で知りたい情報やケアの具体性を肉付けし、3回目のワーキンググループで症例発表。
様々な疾患の患者さんが混在する中、パーソンセンタードケアの思考で「尊厳を支えるケア」を考え、安心して療養生活を送るための取り組みについてまとめてくれま
した。
病棟カンファレンスを重ねる毎に、認知症患者さんの問題行動に目を向けていたスタッフにも変化が見られました。患者さんを尊重し思いに寄り添う気持ちが生まれ、次第に患者さんの行動にどのような意味があるのかを考えられるようになりました。
チーム全員で患者さんに向き合い、私達に何ができるか?と色々なアプローチを試しました。その結果、受持ち看護師も「1人じゃない、チームで取り組めることが本当に嬉しい」と感じ、ワーキンググループメンバーからは、患者さんの症状や目の前の事だけにとらわれるのではなく、患者さんの成育歴や背景から患者さんの『その人らしさ』を感じ取ることの大切さを共有でき、称賛の声が上がっていました!
これからも「精神看護・ワーキンググループ」で症例を発表し、成長の場としていきたいです。
※堤啓名誉院長の教えを継承し私たちなりに前進します。