【虐待防止研修開催報告】
~事例から考える虐待防止、多職種での学びと気づき~

6月13日(金)16:00より、OTホールにて虐待防止委員会主催の「虐待防止研修を開催しました。今回の研修では、「事例から虐待防止について考える」をテーマに、多職種で構成された8つのグループでグループワークを行いました。

参加者は事前に配布された事例に目を通し、当日はそれぞれの職種・立場から意見交換を実施。
活発な議論を通して現場での虐待防止の視点を深めることができました。

研修の最後には、倫理教育講師養成研修に参加した看護師長より研修のまとめと伝達講話が行われ、虐待防止に対する意識の重要性について、改めて全体で共有しま

した。

◆ 本研修で得られた主な学びと気づき(※アンケート結果より抜粋予定)
・虐待に至る背景には、多様な要因が複雑に絡み合っている
・日常的なスタッフ間の連携・声かけが虐待防止の鍵となる
・虐待を見て見ぬふりすることは、加担しているのと同じである
・一方的な関わりは、たとえ治療意図があっても虐待につながる可能性がある
・心理的虐待への理解と気づきの重要性
・虐待の通報は個人攻撃ではなく、通報者も保護されるべきもの
・通報を行うことで、組織全体の意識改革・再発防止につながる
・虐待について考える場を持ち続けることが、最大の防止策である
・虐待防止は個人の問題ではなく、組織全体で取り組むべき課題である

参加者からは「自分の関わり方を振り返るよい機会になった」「実際の場面でどう行動するか考えるきっかけになった」など、前向きな声が寄せられています。

今後も継続的な研修や学びを通じて、虐待を“起こさない・見逃さない・見過ごさない”職場づくりを、職員一人ひとりとともに進めてまいります。